α-グルコシダーゼ阻害薬の1つ、アカルボースとは

   2017/09/16

合併症の疑いがある男性糖尿病とは血中のブドウ糖の量が基準値より多くなった状態をいいます。糖尿病の診断基準としては空腹時血糖が126mg/dl以上、常時血糖値が200mg/dl以上、ヘモグロビンA1Cが6.5以上の状態をいいます。血糖値が高い状態が続くと血管壁の糖化が進行し、様々な合併症を引き起こします。糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性末梢神経障害は糖尿病の三大合併症と言われています。その他にも四肢の壊死などを起こすことがあります。放置するとこういった重大な合併症を引き起こすため症状の現れていない早期から治療を行う必要があります。
糖尿病の治療ではまず運動療法や食事療法といった生活習慣の改善が試みられます。しかしこれらの治療で効果が得られなかった場合には血糖降下薬による薬物療法が行われます。スルホニルウレア系、ビグアナアイド系、チアゾリジン系、グリニド薬、DPP-4、α-グルコシダーゼ阻害薬、SGLT-2など様々な種類の治療薬が存在しますが、ここで解説するアカルボースはα-グルコシダーゼ阻害薬に分類されます。アカルボースはグルコバイという商品名で広く知られている薬です。この薬は食事等によって摂取された炭水化物が単糖まで分解されるのに必要な酵素であるα-グルコシダーゼを阻害することによって、単糖への分解が阻害され、糖の吸収を抑制し、血糖値が上がらないようにします。アカルボースは多糖と類似の構造をしており、α-グルコシダーゼはこれをご認識するのです。特に食後の過血糖を改善する効果が強いと言われています。こういった理由からアカルボースは毎食前に服用する必要があります。食事の前とは具体的にこの薬では10分前までに服用しておく必要があります。